お香の世界
お香のはじまり
お香の歴史はかなり古いと考えられており、最も古い痕跡は6万年も前のネアンデルタール人の遺跡、、なのだそうです。
香りの良い木を燃やして死者を埋葬したとされる跡が見つかっているとのことです。
また、紀元前3000年ごろの古代メソポタミアやエジプトにおいて神に捧げるものとしてお香が焚かれ、儀式に欠かせないものであったということも分かっています。
インドの文化と深い繋がりのあるヒンドゥー教の儀式でもお香は欠かせないものであり、仏教が興るより前からお香を焚く風習があったとも言われています。
香りには蘇りや再生・浄化などの力があり、立ち上る煙とともに天上に祈りを届けることができると信じられていたようです。
信仰とも深い関わりのあるお香の世界!とても魅力的な世界です。
香十徳・・・お香には10個の徳がある
1.感覚が鬼神のように研ぎ澄まされ集中できます。
2.心身を清らかにします。
3.けがれや汚れを取り除きます。
4.眠気を覚ましてくれます。
5.孤独な時に心を癒してくれます。
6.忙しい時にも心を和ませてくれます。
7.多くても邪魔になりません。
8.少なくても芳香を放ちます。
9.長期間保存してもいたみません。
10.常に用いても害がありません。
お香の歴史in日本
日本でのお香の歴史は長く、仏教伝来とともに伝えられたとされています。
平安時代には、 貴族たちの美しさや遊びのアイテムとして。
鎌倉時代には精神統一のために用いられ、 江戸時代以降一般にも浸透して行きました。
一休宗純がまとめあげた「香十徳」は、お香の良さをよく表していると言われています。
現代に続くまで様々な形で香を生活の中に取り入れ、 日本人の暮らしに合わせた使い方を楽しんでいるように思います。
ただ、お香は特別な時にだけ使うのではないかと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
かつては私もそうでした。
日常に取り入れる方法、楽しみ方などを皆様にお伝えできればと考えています。
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